7月25日、TBS系で放送していた「世界陸上2022 オレゴン」が最終日を迎え、97年のアテネ大会から13大会連続で司会を組んできた織田裕二とフリーアナ・中井美穂が、「世界陸上」中継を卒業した。
この放送を受け、今大会で男子100メートル決勝進出を果たしたサニブラウン・ハキームは「最近は観る側じゃないけど織田さん、中井さんいる世界陸上終わってしまった…寂しくなるなー」とツイート。タレントの武井壮も「世界陸上次の次はなんと東京大会 この締めくくりは織田裕二さんにやって欲しかったなあ」などと投稿した。
特に織田に関しては、その熱の入れようから、「織田ロス」の声も広がったが、一方で25日の締めくくりの挨拶では、視聴者を仰天させていた。これにはテレビ関係者も苦笑しきりで、
「全てのコーナーが終わり、スポットニュースを挟んで、あえてラストにたっぷり時間が残されていた挨拶の場面でした。まずは中井が、実にまとまりのある思い出話を語り、バトンタッチ。それを受けた織田は感謝を述べたのですが、話は25年前に遡ると、『世界陸上』のオファーが来た時を回顧したのです。そこから陸上競技の魅力を語り、『心が揺さぶられる人間ドラマがありました』『たくさん元気をもらいました!』と興奮はマックスに。そしていよいよ最後、『地球に生まれてよかったーー!』と両手を上げた瞬間に時間切れ。言い終わらないうちに番組終了となったんです」
振り返れば、大会を目前に控えた7月15日、織田は番宣のため早朝の情報番組「THE TIME,」に生出演。スタジオで見どころを語ったのだが、やはり熱が入りすぎて時間をオーバーした。司会の香川照之に「話が長い!」と再三にわたって叱られていたのに、だ。周囲を顧みない熱い性格は、根っからのものなのだろう。