6月22日放送の「バイキング」(フジテレビ系)で、将棋で史上最多タイの28連勝を記録した藤井聡太四段を特集。藤井四段のように突然現れて才能に驚かされた若者の話題を展開し、MCの坂上忍が「後輩とかじゃないんですよ。同年代でね」と前置きしてから「織田裕二」と明かしたことが反響を呼んでいる。
坂上と織田は同じ67年生まれ。91年公開の映画「就職戦線異状なし」で初共演した織田を見た坂上は「この人、自然な演技するな」と感じたという。俳優としてのキャリアは坂上のほうがはるかに長いが、監督は坂上の演技にダメ出しするのに対し、織田にはまったくしなかったと説明。「オレから見たら織田の演技どうなの」と思っていたが、監督が坂上に「もうちょっと芝居しないで」と指示されたため、「あっ、これ、時代が変わる、と思った」とコメントした。
「織田は演技を考える役者ではなく役になりきることを考える役者です。『貴族探偵』(フジテレビ系)で嵐の相葉雅紀が演じる貴族には違和感があっても、『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)で織田が演じた貴族には説得力があったのは、セリフを覚える前にキャラクターから作り上げていくから。織田はこれまでの『世界陸上』(TBS系)でのメインキャスターぶりを見ればわかるように、素の自分になるとヘタな芝居をしているかのような大げさな反応をする人です。それを踏まえると、自然に見える演技こそが織田にとっての最高の演技なのかもしれません」(映画製作関係者)
今年も8月4日から始まる「世界陸上」のメインキャスターを務める織田。おもしろい素顔を見せてくれることに期待したい。