米オレゴン州で開催中の陸上世界選手権に出場予定だった小池祐貴らが新型コロナウイルスに感染したと、7月19日に日本陸連が発表した。
大会期間中には男子マラソンの鈴木健吾や女子マラソンの一山麻緒、新谷仁美も相次いでコロナ禍に見舞われており、日本選手団での感染者は15人と、最悪の状況に陥った。
これには「世界陸上オレゴン」として大会を中継しているTBS関係者も「どうしたものか」と頭を悩ませており、
「去年の東京五輪にも出場した小池らメンバーが次々と感染、欠場すれば、試合の目玉はなくなっていきます。今年は時差の関係で、午前中から昼にかけての時間帯に決勝レースが多く、あまり視聴率も見込めない。今大会でキャスター卒業を宣言した織田裕二も、視聴者が知らない外国人選手の名前ばかり連呼してしまい、いまひとつ中継が盛り上がりません」
さらにこんな話もあると、陸上関係者が明かすには、
「現地で仕事をしていれば分かりますが、マスクをしているのはほぼ日本人だけです。気が緩んでいるのか、宿泊先のホテル近くで酒盛りに興じる(他国の)関係者も多く、感染対策は全くできていない」
感染力が強い「BA.4」「BA.5」株が流行する中、スポーツの世界はもはやお手上げ状態だ。