芸能事務所「グレープカンパニー」に所属するお笑い芸人の永野と、お見送り芸人しんいちが、7月24日放送のバラエティー番組「マルコポロリ!」(カンテレ)に出演。「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の「陰口ドッキリ企画」オンエア以来の共演を果たした。
2人は先月29日に放送された「水ダウ」の「陰口引き出し王決定戦」に登場。仕掛け人の永野は、事務所の後輩であるしんいちら3人から悪口を引き出そうと理不尽な説教をかましたところ、永野がいない間に「面白くない」「老害」などと、度を超えた永野の悪口を連発した。
これには永野も相当に傷付いた様子を見せ、2人の間には、ネタ晴らし後も険悪なムードが流れることに。
今回の番組で、MCの東野幸治から現在の心境を聞かれたしんいちは、
「ちょっと気まずさはあって。大先輩なので…」
と申し訳なさそうにコメントするも、永野は、
「ハッキリ『老害』って言ってましたよ。一生忘れないですけど」
いまだ根に持っている感を全開にさせたのだ。
その後も永野は一発ギャグで笑いを取った後も「嫌われてますけどね、老害ですから」と、しつこくあてこすり。さらには、しんいちが「R-1グランプリ」の優勝トロフィーを今も番組に持ち込んでいることについて「全然、面白くない」と指摘したのである。
これには歩み寄ろうとしていたしんいちもカチンときて、再び容赦ない罵声を浴びせたのだった。曰く、
「グレープカンパニーのガンやねんから、この人。老害、ガン、はい、最低。終わっとけ、ホンマに」
お笑い関係者は一連のやりとりについて、
「最後にはしんいちが永野へのリスペクトを込めた『永野さんのうた』をギターの弾き語りで披露。歌の感想を聞かれた永野は『感動してます』とコメントをし、和解したような空気が流れていました。とはいえ、『永野がテレビ用に盛り上げてるだけで、和解はしてないだろ』の声も出るほどで…。視聴者からは『矢口真里と遠野なぎこみたいになるのでは』というツッコミもありましたね」
いったい、どういうことか。テレビ関係者があとを引き取って言う。
「『水曜日のダウンタウン』のドッキリ企画で、関係性が悪くなってしまったタレントは少なくありません。顕著な例が、矢口と遠野でしょう」
飲み仲間だった2人は、17年5月放送回の検証企画「説教くらった後にカラオケで『恋のダンスサイト』を歌われても、さすがに『セクシービーム』入れづらい説」で激突。仕掛け人の遠野から理不尽な説教を受けた矢口がマジギレしたことで、いまだに関係が修復されていないという。テレビ関係者が続ける。
「あくまでドッキリ企画ではあるものの、話し合いの結果、しばらく距離を置こうとなったそうです。永野としんいちは同じ事務所の先輩と後輩ですし、共演した際のやりづらさは拭えない。『水ダウ』内で仲直り企画を用意するなり、なんらかのアフターケアをしてもいいかもしれません」
はたして、完全和解の日は訪れるか。
(権田力也)