8月2日の中日戦で、プロ野球新記録の5打席連続本塁打を放った、ヤクルトの村上宗隆。MLBでも達成者はおらず、王貞治(巨人)や谷沢健一(中日)、また四死球を挟んでの田淵幸一(阪神)、掛布雅之(阪神)といった歴代スラッガーの4打席連続本塁打を越える偉業であった。
そして8月10日、江川卓氏がYouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉で、村上の打撃を分析。村上は3度の三冠王に輝いた落合博満氏に似て、ボールを懐に呼び込むタイプゆえ、ボール球に手を出しにくく、打率も稼いでいる、とした。
「勝負してもらえないことも、今後は増えてくるんでしょうか」
スタッフからそう問われた江川氏は、次のように解説している。
「今年の特徴は、色んなチームが出場できない(レギュラー選手が出場できないという意)コロナということが出てきて、アンバランスなチーム状況でやるチームが増えてしまった。マスコミ全体もそちらの報道にシフトしているので、阪神戦で3本打った時に『ものすごい報道』がされないんですよね。通常は3打席打ったら、4本目、5本目っていうのは、ものすごい報道をされるので、勝負にいけなくなってしまうくらい大騒ぎになるんですけど…」
例年とは異なり、投手が勝負にいきやすい状況だったとしつつも、「もちろん、打った方がうまいということですけど」と村上を称えたのだった。
(所ひで/ユーチューブライター)