ヤクルトの村上宗隆が8月2日の中日戦で、5打席連続本塁打のプロ野球新記録を達成。7月31日の阪神戦から、2試合にわたっての樹立である。
その阪神戦では全打点を自らのバットで叩き出したが、この日も勢いは止まらなかった。1回にいきなり38号ソロを放つと、3回には走者1人を置いて、左翼スタンドに39号2ラン。続く打席でも二塁打で、3安打3打点と、文字通り「4番」の仕事をやってのけた。
すでに米大リーグのスカウト陣は、3年後とも言われる村上のメジャー挑戦に備え、動向をチェックしている。グラウンドを離れても、手厚いサポートを受けられる状況にあるのだ。芸能プロ幹部が語る。
「村上は吉本興業と昨年3月に、マネージメント契約を締結しています。吉本所属のプロ野球関係者といえば、同じヤクルトの高津臣吾監督や、楽天の石井一久監督がいる。中日の福留孝介など、メジャー経験者も多いことで有名です。著名な代理人ともパイプがあるので、交渉を優位に進められるメリットがある」
しかしながら、裏ではこんな話もあったと、スポーツ紙デスクは明かすのだ。
「今でこそ現役最強の4番打者の称号を手に入れた村上ですが、同世代の清宮幸太郎などに押されて、つい最近まで評価は高くなかった。実は吉本サイドも別の人気球団の若手外野手を獲得しようと動いたのですが、タイプが被る村上と2人一緒には取れない。一か八かに賭けて村上を選んだようです」
もっと大きく羽ばたいてほしい人材だろう。