「村上は悪いよね。悪い、悪い、悪い」
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で絶好調の侍ジャパン。だが、大谷翔平、ラーズ・ヌートバー、吉田正尚といったメジャー組が順調に結果を残す中、昨シーズン最年少三冠王に輝いた村上宗隆は全く元気がない。1次ラウンド4試合でわずか2本のヒットのみ。オーストラリア戦では無死満塁のチャンスに空振り三振というていたらくで、本来の実力からすれば絶不調といえる状況なのだ。
そんな中、冒頭のコメントが、第1回WBCの優勝メンバーである宮本慎也氏から発せられた。YouTubeチャンネル〈野球いっかん!〉に電話出演した宮本氏は、このコメントに続いてこう語った。
「引っ張って強い打球を打ちたいと思ってるんじゃないか。(昨シーズン)56本打つ前の感じよ。ずっとホームラン出なかったでしょ。反応が早すぎてバットを出そうとするから、よけいに波打って、こねてっていう感じだから、なかなか芯でカーンって当たらないと思うよ。強化試合でホームラン打ったでしょ。あっち(レフト方向)に意識持った方がオレは良いと思うけどね」
確かに村上は3月7日に行われたオリックスとの強化試合の最終戦で、センター左方向に飛び込む3ランを打っている。
宮本氏はまた、3番に大谷がいることで、必要以上に村上が力んでいることを指摘し、「4番、吉田(正尚)のほうがオレは良いと思うんだけどね」とも語った。
さらに、野球解説者・高木豊氏も、11日に更新した自身のYouTubeチャンネル〈高木豊Takagi Yutaka〉で、こう指摘した。
「打順を(大谷から)離してあげる。4番から外すんじゃなくて」
WBCの残り試合は、勝ち進んだとしてあと3戦。村上のバットから快音が聞かれる日はくるのか。
(所ひで/ユーチューブライター)