「政治経済のみならず宗教、異常気象、STAP細胞まで森羅万象のニュースを誰にでもわかりやすく解説できるという卓越した能力が視聴者から絶大な信頼を得ている」(テレビ局関係者)
ジャーナリストの池上彰(63)が4月から再びテレビレギュラー番組に復帰した。
「老若男女の幅広い層から支持される池上氏のテレビ出演に関しては、各局水面下で激しいツバぜり合いをしており、大学教授を兼務しながらとなるため、春秋の番組改編期やお盆正月などの時期に集中し、全局制覇を果たすこともある人気ぶりです。中でも4月からレギュラー枠を勝ち取ったテレ朝と準レギュラーを持つテレビ東京が一歩リードしている」(ワイドショー・キャップ)
2局の共通点はどちらも池上氏自身がコラム連載をしている新聞と同じ系列の放送局ということ。特に「黒池上」の異名をとるほど厳しく政治家を質問攻めにしたテレビ東京での選挙特番は、並みいる民放を出し抜き視聴率No1となったが、不思議とテレ東とのタッグが目立っている。
4月12日にも、開局50周年を記念したテレビ東京の4時間の特別番組のメイン司会として登場し、
「テレビ東京は当初は科学技術専門チャンネルとしてスタートし、当時は局が募集する科学クラブの会員に入っていた。子供のころは気象庁の予報官になるのが夢だったんです」
と、テレ東と意外に深い“縁”を明かしている。それ以外にもこんな話があるという。
「紛争地帯や沸騰現場などを目指せ100カ国の勢いで海外取材を重ねている池上氏にとってテレビ局のバックボーンは非常に大切なのです。その海外での取材時に意外に役に立つのが局の名称なんです。『東京』は世界的な国際都市として名高いだけに、この地名の入った放送局だと海外取材で通りがよく、実際に他局よりも優遇されることがままあるんだとか」(報道番組関係者)
そうだったのか!?