芸能界に生きるオンナにとって、最大の武器となり得るのが「ハダカ」だ。人気絶頂時なら、世間の耳目を一身に集めることは必至。逆に落ち目の場合も一発逆転の可能性を秘めている。そんな「ハダカの履歴書」事情、悲喜こもごも──。
今や名女優の貫録すら漂う菅野美穂(36)は、私生活でも昨年、堺雅人と入籍し、公私ともに順風満帆だが、思えば97年には一大騒動に巻き込まれていた。スポーツ紙芸能担当記者が言う。
「突如として、宮澤正明カメラマン撮影のヘアヌード写真集『NUDITY』を発表しました。それもかなり際どく、俗っぽい言葉ですが、中には“行為中”を想像させるような刺激的カットもあった。記者会見では女優として新境地を目指す、というようなことも話していましたが、時に涙を流す場面もあって、さまざまな“憶測”を呼んだものです」
結果的に写真集は注目を浴び、最終的には80万部を超える大ヒットとなった。もっとも、菅野が出版差し止めを求め、印税を巡る訴訟ざたなども起こったが、何よりも、世の男性の関心は写真の“撮影状況”に向かったのである。
「複数の撮影関係者周辺に聞いたのですが、『そのような事実はない‥‥』とのことでした」(記者)
もちろん、直接本人が口を開かないかぎりは、いわゆる“ゲスの勘ぐり”かもしれないが、芸能ジャーナリストの肥留間正明氏はこう話す。
「宮澤さんが、どのように撮ったのかはわからないけど、一流のカメラマンとなれば被写体を流れの中に巻き込むのは当然のこと。それに、写真というのは使用される数よりはるかに膨大な枚数を撮るもので、その中で撮影なのか、プライベートなのかの線引きは正直難しい。写真集が菅野のエロさを引き出したのなら、それは作品として成功したということでしょう」
同写真集は名作として中古市場での需要が高い。
一方、「ひっそり」とヘアヌードを発表したのが、細川ふみえ(42)だ。
「Fカップバストで一世を風靡した細川ですが、07年に結婚した実業家との間に重婚疑惑が起きるなど、それまでの天然イメージが崩れてしまった。実業家とは入籍して男児をもうけましたが、夫の事業が傾くとともに、わずか2年余りで離婚しました」(ワイドショースタッフ)
その直後の09年に出したのが、写真集「Fumming」だった。
「出版時、彼女は38歳ですが、掲載されたのは十数年前に撮られ、“封印されていた”写真だった。それだけに、たわわでふんわりとしたバストはさすがのシロモノでしたね」(ワイドショースタッフ)
かつてのファンならずとも垂涎モノではあるが、なぜ今? との感も‥‥。
「やはり、経済的な事情もあったのではないでしょうか。つい先日も、母子家庭いたと当時の状況を告白していましたからね。『やれることは何でもやっていきたい!』と決意表明していました」(芸能記者)
今や、アラフォー需要は決して少なくない。世の男性としては、ふーみんの「2度目の決意」は大歓迎だろう。