政治

昭恵夫人「山口4区補選」出馬で激突する「安倍の腹心」

 山口県で10月15日、故・安倍元首相の県民葬が執り行われ、葬儀委員長を務めた村岡嗣政知事を筆頭に県内外から国会議員や経済団体の代表などおよそ2000人が参列した。その葬儀でとりわけ大きな注目を浴びたのが、昭恵夫人の喪主挨拶だった。

 地元県議が言う。

「あの最後の挨拶には圧倒されましたよ。大物政治家や財界人がズラリと居並ぶ中でペーパーレスで約10分間にわたり語り続け、本当に演説が上手い人だと心底唸りました。菅前首相の国葬弔辞を勝る出来でしょう。改めて安倍先生の後継者は昭恵夫人しかいないと思いましたね」

 その喪主挨拶は、葬儀関係者や参列者へのお礼に始まり、「信じられないような思いの中で日々が過ぎてきたが、だんだんと実感がわいて寂しさが増してきている」とした最近の心境、そして、こんな思いが打ち明けられている。

「特に2007年、第一次政権を病気のため辞任した際は、突然総理を投げ出した無責任な男だと大変な非難を浴び悔しい思いをした。しかし地元では多くの方に温かく迎えていただき、晋三さんもう一回頑張りなさい、と励ましていただいた。どんなに嬉しかったことかと思う」

 そしてラストは、「私はこの県民葬が終わると気が抜けてしまうのではないかなと思います。立派なお見送り改めてお礼申し上げます」と結んだ。

 出席していた経済界関係者もこう言う。

「あの挨拶を聞き、やはり安倍さんが頑張ってこられたのは昭恵夫人が陰で支えていたからだと、改めて思い知らされた。その安倍さんが志半ばで倒れたのだから、彼女にはぜひ来春の補選に出馬して志を引き継いでほしい」

 現在、安倍氏急逝後の衆院補選には、昭恵夫人の名とともに安倍氏の秘書を約7年間務めた現・下関市長の前田晋太郎氏の名も浮上する。

「前田市長は17年の最初の市長選で、安倍氏のライバルで林芳正外相の全面バックアップを受けた当時の中尾友昭市長を僅差で破った実績もある。安倍氏の腹心の一人だっただけに、有力候補です」(下関市議会関係者)

 県民葬も終わり、今後は年末にかけいよいよ地元、山口4区の補選の候補者選びが本格化する。

(田村建光)

カテゴリー: 政治   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
なんだこりゃ!岡田将生の電撃結婚を「完全スルー」した「めざましテレビ」の担当は元カノ鈴木唯アナ
2
東京ドームで観客半分の「プレミア12」にサッカーファンが「シラケる」挑発バトル
3
大谷翔平「MVP受賞映像」で「真美子夫人の妊娠説」が噴出したワケ
4
「反大谷翔平」の上原浩治に「直球質問」をぶつけたら返ってきた「絵文字」が…
5
大谷翔平「3度目のメジャーMVP」でもかなわない「凱旋帰国」の高すぎるハードルと「出禁」問題