「会いにいけるアイドル」がさらに身近な存在に──。
元欅坂46の志田愛佳が、銀座のキャバ店ホステスに転身した。9月26日に自身のInstagramで最初に転身を明かした際には「正直驚かれた方も沢山いらっしゃると思います。本当はずっと働いてみたかったけど無縁の職業だと思い中々行動に移す事ができなかったです」などと綴っていた。
アイドルとして活躍する傍ら、夜の店で働く女性はたまに見かけるが、志田のようにアイドルから水商売に完全転職するというケースは多いのか。「現場調査」を試みた。
都内のスナックでアルバイトをする、元地下アイドル(20代)は「元アイドルがキャバ店で働くのは、珍しいのではないでしょうか」と言って、次のように語った。
「アイドルから水商売に転身するケースはたまに聞きますが、私のようにスナックでひっそりと働く子がほとんどだと思います。キャバ店は店のサイトに顔出ししたり、SNSをやらないといけないことも多いので、アイドル時代のファンに見つかってしまう可能性があるんですよね」
スナックなら顔出ししなくていいし、年配の客が多いため、元アイドルという経歴がバレにくいという。
一方で、銀座などの高級クラブで働くケースも。3年前までローカルアイドルとして活動していた20代の女性のケースはというと、
「アイドル時代のマネージャーの紹介で、今の店に入りました。高級クラブは一見様お断りで、昔のファンにバッタリ会ってしまうリスクが少ない、という理由で選びました。キャバ店だと水商売の専用掲示板で、元アイドルということをバラされる可能性もありますね」
これでわかるように、事実、経歴を隠したがるケースがほとんど。志田のように公表するケースは珍しいのだ。元ローカルアイドルが続ける。
「元アイドルということがバレて、ファンが押し寄せてお店に迷惑がかかった、という話を聞いたことがありますね。同じ店のキャストからやっかみを受けたりと、何かとデメリットもあるんですよ」
元アイドルの肩書を全面的に押し出す売り方は、はたして奏功するか。
(カワノアユミ)