10月22日に公開された、お笑いタレント・関根勤のYouTubeチャンネル〈関根勤チャンネル〉に、同じくお笑いタレントの小堺一機が出演した。
動画では2人が「怖かった芸能人」について語ったのだが、そこに名前が上がったのが、タレント・堺正章だった。
2人が振り返ったのは歌謡曲が全盛で、まだ堺も若かった時のこと。堺は榊原郁恵とともに、81年から86年まで生放送の音楽番組「ザ・トップテン」(日本テレビ系)の司会を務めていた。一方の小堺は、同番組の外回りリポーター。番組で起きた「事件」について、小堺が明かす。
「ロックの人とかがね、今みたいにテレビ慣れしてなくてね、ツッパってね、余計なこと言ったりするのよ。堺さんが『普段はどういう活動をなさってるんですか』って言ってんのにさ、『え、音楽活動だけど』とか言ったわけ。堺さん(若くて)尖がってる時だし、(相手は)後輩だから、この野郎!って顔したわけ」
さらには、とある女性アイドル歌手に「最近、刺繍に凝ってるんですか?」と堺が台本通りに質問。すると、「事務所が言ってるだけですよ」と、ぶっきらぼうに返された。
「あのころは(アイドルは忙しくて)寝てないから、苛立ってんのよ。堺さんも、『何、コラ!』って顔になっちゃって。堺さんがイラっとすること、今日多いなって思ったわけ」
そんな折、スタッフから「延ばし」のサイン、つまり、エンディングまで時間があるので、話を延ばすよう指示があったという。ところが堺はマイクを放り投げ、ガン無視を決め込んでしまった。この時は榊原のトークのみでなんとか繋いだという。
「生放送だから堺さんも本人に怒れないけど、収録だったら怒るよね、本人に」(関根)
「怒ると思うよ」(小堺)
スポーツ紙記者も「堺正章芸能界最強説」についてこう話す。
「堺といえば、タレント・ヒロミを『干した』と一時期話題になりました。ヒロミには自主的に04~13年ごろまで芸能活動を休止していた時期があったため、まことしやかにそう語られたのです」
今でこそ好々爺の雰囲気が漂う堺だが、かつてはその逆鱗に触れぬよう、身を小さくしていた芸能人も少なくなかったに違いない。
(所ひで/ユーチューブライター)