バラエティ番組にひっぱりだこ、時には愛妻の松本伊代と夫婦で出演、このところテレビで顔を見る機会が増えているヒロミ。かつてはレギュラー番組10本、最高月収5000万円を誇る超売れっ子が、急に姿を見せなくなったのは、10年前に「発掘! あるある大事典」(フジテレビ系)での司会降板がきっかけ。レギュラー番組がなくなると、ゲスト出演もなくなり、一気に消えてしまった。その理由としてささやかれたのが、同番組で司会をしていた「堺正章に干された」説だった。
「諸説あるのですが、収録後のスタッフの飲み会で、ヒロミが『マチャアキ、最近ちょっと面白くないよね』と軽口を叩いたことで、堺に激怒されたとか」(芸能レポーター)
その真偽について決して口にすることはなかったヒロミだが、先頃放送された「櫻井有吉アブナイ夜会」(TBS系)で、芸能活動開店休業の理由について告白した。
「堺との舌禍トラブルで芸能界にいられなくなったという説を否定し、『若い時から司会ばかりやっていて、いざ自分の番組が終わった時、(別の番組に)ゲストとしてどうやって出ていいのかわからなかった』と説明していましたが、あまり説得力はありませんでしたね」(前出・レポーター)
休業中はひたすら遊びまくっていたという。釣りやトライアスロンなどスポーツ大好き。仲間と始めたトレーニングジムや岩盤浴などのスパ経営が大当たり。自ら考案したシェイプアップグッズの企画販売など、年商はタレント全盛期をも軽く上回っていたという。
番組では社長仲間との会合の様子をVTRで紹介。気がねのない間柄ながら、月末に資金繰りであたふたしたり、従業員の給料の支払いに頭を悩ませたりと実業家として悩める一面を見せる一方で、元手が要らず、カラダひとつでできるタレント業がいかに恵まれているかを力説した。テレビ出演が相次いでいるのは「有吉弘行と坂上忍のブレイクのせい」と説明。大学生の息子が将来「俺、有吉になりたい」と言ったことに触発されたという。
「ヒロミ再ブレイクは、伊代が夫を放し飼いにしてやりたいことをやらせたおかげ。愚痴も不平も言わず、いまだにヒロミをダーリンと呼んではベタベタ。週1日のママ休業日には、朝から行きつけのカフェで2人仲良く朝食を食べるのが習慣だ。ヒロミの愛妻家ぶりは筋金入りで、茶の間ウケは抜群。実業家としての苦労のおかげで押したり、引いたりと臨機応変の司会ぶりを体得している。関係の深いフジテレビが司会獲得に乗り出すそうです」(テレビ誌記者)
島田紳助が芸能界を去り、その毒舌ポジションを占めつつある有吉や坂上に続く存在となれるかどうか。