前日本ハムの金子誠1軍野手総合兼打撃コーチと前巨人・村田修一1軍打撃兼内野守備コーチが、来季からロッテのコーチに就任することが11月24日に発表された。
DeNA、巨人で選手、コーチとして過ごした村田コーチにとって、パ・リーグ球団の指導者となるのは今回が初めて。1軍打撃コーチとして「若手が野球に真摯に向き合える環境作りをしてあげたいと思う」と抱負を語れば、吉井理人監督と日本ハム時代に指導者として接した金子1軍戦略コーチは「全力を尽くしたい。チーム勝利のために頑張る」と意気込んでいる。 球団関係者が語る。
「ロッテは12球団で唯一、来シーズンの組閣ができていなかったが、2人は前の球団との契約が11月末日まで残っているので、この時期まで発表できなかった。村田コーチはまだ若いし、金子コーチはパ・リーグひと筋。テコ入れを図りたいロッテには、メリットが多い人選ですよ」
中でも金子コーチは今シーズン、新庄剛志監督に振り回されて、日本ハム退団を決断した経緯があるといわれる(11月18日の本サイト配信記事を参照)。
「BIGBOSSのやり口は把握しているでしょうし、なによりもムカついていると思いますよ。半ばケンカ別れした相手の球団の情報を丸ごと持っていけるのだから、日本ハムナインにとってはかなりの脅威になる」
来季は日本ハムとロッテの間で「遺恨バトル」が勃発しそうだ。