本当に日本ハム・新庄剛志監督が誕生してしまった。
11月4日、自分は「BIG BOSS」だと吹きまくった異質な就任会見が行われたが、その後に行われた新聞記者相手の囲み取材では様相がまったく違ったという。スポーツ紙デスクが解説する。
「ド派手な就任会見はテレビのワイドショーやYouTubeで生配信されましたが、あくまで映像が流れることを前提としたパフォーマンスに過ぎません。途中で盟友・岩本勉氏と演じた質疑応答の応酬を含めて全てエンターテインメントの一環です。サプライズ感を醸しつつ、ある意味予定調和のまま会見は終了しました」
しかしながら、動画提供がなくなった後の囲み取材では完全にスイッチが切り替わる。
「異色なスーツのジョン・トラボルタスタイルは崩さないものの、用意されたイスに座ると記者たちに丁寧に対応してくれた。『努力なくしてレギュラーは取れない』『地味な作業を積み重ねていくしかない』といった趣旨で、終始常識的な論理を展開していました」(前出・スポーツ紙デスク)
そして「みんなが寝ている時間をどう活用するか考えないと淘汰される」と、選手たちに努力を求める、実に真っ当な意向を明かしていたのだ。
イメージとは異なり、実は野球に関して真摯に取り組む新庄監督の姿勢はあの名将の系譜だと─。新庄監督の隠された「脱・奇想天外」な勝利の方程式の全貌は、11月9日発売の「週刊アサヒ芸能」11月18日号で詳しくレポートしている。