日本ハムの新庄剛志監督が、今オフはバラエティー番組への出演を大幅に減らしている。
昨年の今頃は「BIGBOSS」の愛称を引っ提げて、バラエティー番組を席巻した。1番組あたり約300万円とも言われる高額ギャラにもかかわらず、在京テレビキー局の各番組担当者は、旬な新庄監督に出演オファーを出した。
ところが今年は様子がおかしい。新庄監督は「今オフは野球だけに集中したい」と自ら事務所マネージャーに伝え、出演番組を絞っているのだ。目立った出演は、12月上旬に放送された「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2022」(フジテレビ系)くらいだろう。
在京テレビキー局関係者は、
「ぶっちぎりのパ・リーグ最下位監督なんて誰も興味がないから、オファーなんかしませんよ」
と大笑い。それでも、
「来年はせめてクライマックスシリーズに進出くらいできれば、また盛り返せると思います。あとは新庄監督の腕次第でしょう」
プロ野球関係者の中では、自己プロデュース能力やメディアの需要と供給の感覚をつかむことにはかなり長けている、との評価がある新庄監督。今は「お呼びじゃなかった」と踏んだのが、功を奏したのかもしれない。