歌手でタレントの松本伊代が、バラエティー番組「オオカミ少年」(TBS系)の収録中に腰椎圧迫骨折を負っていたことを、TBSが発表した。
TBSによれば、松本は11月24日の収録で、クイズの不正解者が落とし穴に落下する企画「ソクオチ」に参加。不正解になったことで穴に落下し、負傷したという。TBSは謝罪する一方、この企画について「事前にシミュレーションを繰り返した」「着地場所には衝撃吸収のために、大量のウレタンを敷き詰めた」と安全対策に努めていたことを強調している。テレビ誌記者がこれに反論する。
「シミュレーションといっても、松本のような中年の女性で試していたかどうかは疑問。バラエティー番組では一昨年、フジテレビでトレンディエンジェルの斎藤司がエアバッグを爆発させ宙に浮く実験で、落下時に背骨を圧迫骨折した。日本テレビでも、佐野史郎が液体窒素を充填したペットボトルを破裂させ宙に浮く企画で、腰椎を骨折している。ハデに見せるための演出でタレントに無理をさせる傾向が再び強くなっているだけに、今回の事故は大いに問題視されそうです」
その一方、実は昨年7月にプライベートでのストレッチ中にも胸椎を圧迫骨折していた松本には、こんな指摘も出ている。芸能ライターの話。
「松本は17年2月に、京都市内で線路内に無断で侵入したことで、鉄道営業法違反の疑いで書類送検(のちに起訴猶予)されていますが、その影響で東京での仕事がほぼ無くなってしまった時期がありました。それもあって現在は、来た仕事は基本的に受ける姿勢でいるといいますが、彼女も57歳。所属事務所社長で夫のヒロミが、京都の騒動の際に彼女に引退勧告した時期があったことも明かされていますが、これを機に芸能界を退くことを勧めるのでは、とも…」
ヒロミも91年、「B21スペシャル」の番組内の企画でロケット花火を背負い、重度のやけどを負っている。それだけに、今回の松本の一報を聞いた時は、ゾッとしたに違いない。