女優がテレビ番組やイベントなどのトーク中、「すごいと思った女優」との質問を投げかけられるシーンを見かけることがよくある。
最近では11月27日放送の「なりゆき街道旅」(フジテレビ系)に出演した田畑智子がそうだった。
この日、お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑、「ハリセンボン」の近藤春菜と東京・千歳烏山を散策した田畑は、例によって「この人すごかった、みたいなのあるんですか」と問われると「三浦透子」と即答。
三浦は映画「ドライブ・マイ・カー」やドラマ「エルピス」(フジテレビ系)、NHK大河「鎌倉殿の13人」などに出演する26歳の実力派だ。田畑は三浦が10代の頃から共演し、プライベートでは自宅に遊びに来ることもあるという。現在の活躍ぶりには逞しさを感じ、母親のような気分で出演作を見ているという。芸能ライターが言う。
「戸田恵梨香は11月23日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ)に出演した際、同様の質問に対し、田中裕子の名前を挙げています。16年にドラマ『この街の命に』(WOWOWOW)で共演し、ボソボソと喋るようなキャラクターを演じながらも、そんなセリフひとつひとつにまで迫力を感じたのだと。杏も以前に同番組で同じような質問をされ、声優としても活躍する戸田恵子の喉の強さに『ビビッた』と明かしています。『すごいと思った女優』の返しには、聞かれた本人が持たない羨む部分が含まれている。興味深いものがあります」
女優にリスペクトされる女優は、ホンモノなのだろう。
(鈴木十朗)