最近は、芸人や女性タレントなど、ことあるごとに幼少期の「貧乏自慢」を展開する芸能人が多いが、伸び悩む世間一般の給料事情に迎合する意図があるのか。
俳優の吉沢亮も先ごろ、東京・六本木ヒルズアリーナで開催されたディオール(DIOR)のイベントに出席した際、幼少期のクリスマスの思い出話に「貧乏自慢」を放り込んでいた。
司会者からクリスマスプレゼントの思い出について質問されると「小さい頃はサンタさんが来てくれてたので、ゲーム機本体をもらっていました」とコメント。ここまではよかったのだが、
「裕福な家ではなかったので。誕生日かクリスマスにしか大きなプレゼントはもらえてなかった。毎年クリスマスは楽しみにしてました」
エンタメ誌ライターが言う。
「吉沢が指す『裕福な家』がどんなレベルなのかはわかりませんが、このご時世、幼少期にゲーム機やプレゼントすらもらえない子どもは少なくありません。それを考えれば、十分立派な家庭に育ったと言えるのでは。わざわざ余計なひと言を加えた吉沢に『出た、貧乏自慢』などとイヤミの声が上がるのも仕方のないことでしょう」
吉沢ほどの人気者なら、そこまでへりくだる必要もないと思うのだが。
(ケン高田)