12月18日に決勝戦が生放送される、漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2022」(テレビ朝日系)。この大会では上沼恵美子とオール巨人が、審査員を退くと表明していた。
新たな審査員の人選が話題となる中、12月11日放送の「超お宝映像で振り返る!M-1衝撃の瞬間SP」で、ついに2人の新審査員が明かされた。お笑い関係者が語る。
「就任したのは山田邦子と博多大吉。お笑いファンの間では有力候補として、ハイヒールリンゴ、海原ともこ、爆笑問題・太田光、麒麟・川島明らの名前が挙がっていましたが、山田と大吉なら、誰もが納得できる妥当な人選ではないでしょうか」
とりわけ注目されるのが「上沼の後釜」となった山田だ。就任に際して山田は「審査員初登場なのでこちらも生で見られて嬉しい気持ちと、重責を担うプレッシャーで、今からワクワクドキドキしています」とコメントした。先のお笑い関係者は、
「大吉は16年と17年に審査員を担当していますが、山田は初就任。前任の上沼は自分の好みをネタの出来不出来以上に点数に反映させるタイプでしたが、果たして山田がどのような採点をするか。今大会の行方を左右する重要なポイントです」
さらに山田について、
「5年前に起こった『偶然の出来事』がなければ、M-1審査員にならなかっただろう」
と指摘するのはバラエティー番組スタッフだ。
「17年の第1回『女芸人No.1決定戦 THE W』の辞退です。当初、この大会に山田は出る気満々だったものの『マネージメント側から本人への大会主旨の説明不足があった』として、直前に出場を取りやめた。この年はゆりやんレトリィバァが他を寄せ付けない得票数で優勝していて、山田が出ても勝てたかどうかは疑わしい。ただでさえ『THE W』は『M-1の格下大会』扱いされているのに、そこで負けた芸人をM-1の審査員にはできなかったでしょう」
とにもかくにも、山田の採点に注目だ。
(山倉卓)