今年11月に、民泊施設を借りて酒池肉林の場所を提供した容疑で、東京都新宿区の男女5人が警視庁に逮捕された事件はマスコミで大きく報じられ、改めて民泊ビジネスの闇が浮き彫りになった。容疑者たちはSNSを通じて客を集め、乱倫パーティーを主催。12年からの10年間で、計約6億5000万円を売り上げたとみられている。
逮捕に至ったきっかけは「無理やり参加させられている女性がいる」というパーティー参加者からのタレコミだった。
そんな中、「似たような話で、私も乱倫パーティーに誘われたことがあります」と語るのは、30代のA子だ。A子は20代の時に港区の飲み会で知り合った男性を相手に、パパ活をしていた女性だ。
「パパ活を始めた頃は、食事だけで3万円とか、そこそこ稼いでいたんです。でもだんだんと食事だけでは誘われなくなったので、オトナ(肉体関係)ありに変えました。最初のオトナでもらえたお手当は10万円で、味をしめてしまった。それ以降、複数のパパとオトナありのパパ活を続けていました。いいパパはキープしたかったので、こっちも必死に営業して、定期的に会ってもらいました」
しかし、何度も体を重ねると、どうしても飽きてくるのが男の性なのだろう。A子の手当がだんだんと値踏みされるようになったのだ。A子がさらに踏み込んで告白する。
「最初は10万円だったお手当がある日、8万円になったんですよね。ちょっと少ないんだけど…と言うと『君ももうアラサーでしょ。若い子は他にいっぱいいるから、文句があるならもう会わないけど』と言われました。そこからどんどん値下げされていき、最終的には4万円に。そんな時、飲み会で知り合ったパパ活女子のB子から、パーティーの誘いを受けたんです」
話を聞くと、男女5対5のパーティーで、報酬は1人5万円。現状のオトナありパパ活よりも、少し高かった。
「でも怖くなって、ドタキャンしたんです。それでもその後しばらくは、主催者のB子から電話がかかってきましたね。怖くなって、港区にも行きづらくなり、パパ活は引退しました。もしあの時に参加していたら、自分もどうなっていたらわかりませんよね」
怪しい誘いには乗らないのが賢明だ。