先ごろ発表された「LINE NEWS AWARDS 2022」の「話題の人賞」で、お笑い芸人部門に選出された麒麟・川島明が、12月16日放送の「ズームイン!!サタデー」(日本テレビ系)に出演。受賞の喜びを語った際、今年1年を「漢字一文字」で聞かれると「麒麟」の「麒」を挙げた。
川島は「明らかにひとりで仕事をしすぎ」と今年を振り返り、来年は相方の田村裕と「麒麟」としての活動を広げたいと語っている。
確かに近年は川島が朝の帯番組「ラヴィット!」(TBS系)の司会を務め、ニホンモニターが発表した「22年タレント番組出演本数」では536本の2位と、単独で出ずっぱりの状態。一方の田村は目立った活躍がなく、一部で吉本興業の退所まで報じられるほどだ。芸能ライターによれば、
「退所報道に川島は『ラヴィット!』で『ないから』と即座に否定。田村本人もSNSのライブ配信で否定していましたが、川島もさすがに開きすぎたコンビ格差をマズイと思ったのでしょう」
麒麟は01年の「M-1グランプリ」第1回大会で決勝に進出したことで知名度が上がったが、07年に「ホームレス中学生」を出版した田村の方が大ブレイク。当時の川島は全く目立たない「じゃないほう芸人」に甘んじていた。本人も惨めだった当時を「めちゃくちゃ仲が悪かった」と振り返っている。お笑いライターが言う。
「それが今や立場が逆転し、川島がピン芸人だと思っている人もいるほど。コンビ格差はよくある話で、落ちぶれた相方のフォローなどに付き合っていられない、という芸人もいます。もともと地味キャラだった川島を、芸能界で引っ張り上げたのは田村。その恩を返さねばと、今回の退所報道で改めて思ったに違いありません」
もちろん、それには田村の協力も必要だろう。