ABEMAで中継されたサッカーW杯カタール大会の決勝で、おもいっきりアルゼンチン応援解説を繰り広げた本田圭佑。民放局ではありえないライブ感を楽しんだ視聴者は多かったのではないか。
とはいえ、この偏った解説に、賛否は真っ二つ。
「フランスを応援する視聴者が『NHKに替えました』と憤慨するほどの、アルゼンチン寄り解説でしたね。まぁ、本田らしい、という温かい声は多数ありましたが」(サッカー関係者)
とりわけ物議を醸したのは、試合終了後だ。MVPを獲得したメッシと並び、優勝の立役者となったアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスの最優秀ゴールキーパー表彰式でのこと。喜びの余り、マルティネスが受け取った黄金グローブを股にあて、直立した男性器のような動作に及んだのだ。その際の寺川俊平アナと本田のやりとりはというと、
寺川アナ「ちょっと、あまりよくないパフォーマンスを見せましたが…どうなんですかね」
本田「いいんじゃないですか」
寺川アナ「いいんですか。日本代表があれやったら相当、怒られそうですけど」
本田「怒るぐらいでいいんじゃないですか。誰も傷つけてないから。これぐらいふざけるやつじゃないと、PK戦止められないってことですよ」
今大会では本田のブッ飛んだ、そしてわかりやすい解説が大好評だったのだが、このやり取りで様相は変化していったようだ。
「あれは言い過ぎだ、との感想が噴出したわけです。それでも本田を支持するファンには、本田礼賛が度を越している、との苦言も」(テレビ関係者)
とはいえ、最後まで大きな話題を提供した、本田らしいW杯の盛り上げ方だったのである。
(飯野さつき)