サッカーのカタールW杯、アルゼンチンVSクロアチア戦が大盛り上がりしていた真っ最中、ABEMAの配信では日本語通訳者が不適切な表現を繰り返したことで視聴者がヒートアップし、スタジオのゲストも凍りついた。
もうひとつ、地上波の中継では、別の意味で盛り上がりを見せた人物がいる。サッカー解説者の松木安太郎氏だ。
松木氏はかねてからオヤジギャグや意味不明なダジャレを連発する「松木節」が特徴。かつてはクロアチアの試合でモドリッチ選手のプレーを「モドリッチがよい戻りっち」と解説したり、アルゼンチンのメッシ選手のプレーを「朝メッシ前」と表現してみたり。「ちょっと寒いどころか、だいぶ寒い」という視聴者の感想は、妥当なところだっただろう。
「今回のアルゼンチンVSクロアチア戦でも一度だけ『モドリッチが戻りっち』と発言したのはまぁいいとして、『イエローカード解説』の対象となったのは、クロアチアが賞金目当てで戦っている、という主張でした」(サッカー関係者)
案の定、視聴者からは「批判はいいけど、お金のことを言うのは違う。醒めました」とのブーイングが。
ちなみにABEMAで実況解説をする本田圭佑は、面識のない選手を「さん付け」で呼び、毒舌リアル解説を展開する。松木節とどっちがいいかと、比較対象になっているのだとか。
いずれにしても「日本の解説はみんなよくしゃべる。むしろ、しゃべりすぎだ」というのが、海外からの感想だそうである。