芸能

輝く!有名人スキャンダル大賞2022下半期(3)流行語大賞は「村神様」だが

 今年の流行語大賞は「村神様」に決定。

やく 野球好きの私は当然のこと、野球に興味のない方も選考委員にいますけど、その方でも社会現象として評価してましたから、まったく異論はなかったですね。

 これを発表したのがワールドカップの最中で、なんと間が悪いなと思って。

やく 発表がクロアチア戦の当日。これは流行語大賞の冒頭の各選考委員のコメントで実情を話しましたけどね。昨日一昨日に決まったわけじゃないわけですから。

 豪ちゃん、どうですか「村神様」は?

 野球の知識ゼロなんで、正直言って誰の話をしているのかすらわからない(笑)。

やく 断トツでしたけどね。

 「そんなの使われてたっけ? 初耳だけど」ぐらいの感覚なんですよ。

 このギャップ!「国内野球」について、なかなか興味のある若い奴は少ないんじゃないかという。

 野球の情報は村田兆治が空港で暴れて逮捕とか、スキャンダルぐらいしか流れてこないんで。

 そう、愛甲猛ぐらいしか入ってこない。選定基準として、式場に来てくれる人から逆算しているんじゃないか、という批判もありますけど。

やく それはないですね。去年も大谷でしたしね。来てくれたらうれしいなというのは、当然ありますけども。それは必要条件ではないです。

 候補が2つあって、その場合、来てくれそうな人のほうを選ぶということもないの?

やく 2つあったら2ついきますね。実は今年は、「知らんけど」はダブル大賞に肉薄したんですけど、そこまでいかなかったですね。

 あと、ゲスな言葉は入らないんですか? 例えば「けつあな確定」とか。

やく それはアサ芸に任せとけばいいと思いましたね。

 下品なやつはこっち(笑)。

やく なんせ通信教育の会社が勧進元ですから。

 ネガティブだったり、コンプライアンスに抵触するような言葉はダメなんですか?

やく ネガティブでもありですよ。例えば政治的なところで出たネガティブな言葉とか。そんなのはいくらでも入りますけども、やはり「けつあな確定」は、NHKの7時のニュースでも報道するような国民的な行事ですから。

 確かになあ。

 女子アナが読めないような言葉は入らないっていうことですね。

 一生、俺はそこには入らないということだな(笑)。

やく 「#ちむどんどん反省会」は、自分は流行語大賞のトップ10に入るだろうと、見ている時に思ってたんですよね。実際、選考会でもかなり主張したんですけど、入りませんでした。

 不評でしたね、あのドラマ自体。

やく ドラマから何かセリフが流行するんじゃなくて、あまりの不出来で、その炎上がむしろ社会現象になるというのは今日的だなあと思いました。私はそんなに見てるわけじゃなくて、時々かみさんがつけてるのを見てたら、時代考証が甘い。昭和50年代の杉並で赤い丸いポストがあって、路地は未舗装、生け垣の家があって、アルミサッシもなくて木の戸。ドラマの作り手が、50年代と30年代の区別がついてないんですよ。50年代って、ITの関連グッズがないだけで、家並みは変わらないですよね、今と。

 それは、たぶんボクが映画「東京タワー」で感じたのと同じやつですよ。頼まれてエキストラで出演したんですけど、リリーさんが大学時代の話だから80年代半ばの話なのに、衣装とかが全部昭和初期。バカボンパパみたいな格好させられて、美大の仲間がこんな格好で麻雀やるわけない。「ノスタルジー=戦後間もない」ぐらいのイメージなんですよ。

 坂本勇人の「けつあな」スキャンダルが、全スポーツ新聞にスルーされたのは?

やく これは私も忖度している側で、坂本のネタを週刊ベースボールには書きませんでした。ポストにはちゃんと書きましたけど。コロナ禍もあるし、とうの昔に「野次る文化」というのがなくなってますよ。最新のコンドームの厚みは0.01ミリですが、それで「三笘の1ミリ」じゃなくて「坂本の0.01ミリ」みたいなネタも考えてはあるんですけども、これはまだ。

 生でヤってたんですよね。

やく 「0.01ミリを怠ったがゆえにアウト」みたいな。こうなってくるとポストにも書けない。

<選考メンバー>

やくみつる:1959年3月12日生まれ

吉田豪:1970年9月3日生まれ

玉袋筋太郎:1967年6月22日生まれ

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き