「外から見たらさ、専門職じゃないよね、みんな、って…なんか仕方なしに集めて打順組んでるように見えるんよね、オレ」
今季の巨人の展望について、自身のYouTubeチャンネル〈よしひこチャンネル〉でこんな苦言を展開したのは、野球解説者の高橋慶彦氏である。
これを受けて、巨人OBの篠塚和典氏は、原辰徳監督の起用法に疑問を呈す。
「試して使ったりするのはいいんですけど、試して使ったら長く使ってくれればいいんです。けど、ちょっとダメだったら次、ファームに行く。で、また同じ選手が上がってくる」
スポーツ紙デスクがこれに頷いて、
「昨年は岡本和真をはじめ、20本塁打以上をマークした選手が5人もいながら、Bクラスに沈んだ。大砲ばかりを揃え、犠打や進塁のスペシャリストが存在しないといった高橋氏の批判ももっともです」
篠塚氏がさらに追い打ちをかける。
「チャンスもらった子が、なかなか成果を出せないっていうのも、ひとつの今のジャイアンツの状況ですよね」
高橋氏も応戦して、
「どっかで目をつむって使ってやる時期ってあるよね。そうせんと空回りするんよね。打たなきゃいけないと思いすぎて」
こうした厳しい意見は、原監督にとっては耳の痛いものだろう。さて、開幕戦でどんな打線が登場することか──。
(所ひで/ユーチューブライター)