昨年12月に発売された、ファストファッションブランド「ユニクロ」とラグジュアリーブランド「MARNI(マルニ)」のコラボ商品の価格が、早くも大暴落している。
「マルニ」は独創的なプリント柄とカラーリングが印象的なミラノ発のファッションブランドで、本商品は数十万円するものもザラ。しかし、ユニクロとのコラボは数千円から、高くても1万8000円程度とかなりお手頃価格なことから、若い女性が関心を示していた。
いざ発売されると売り切れ商品が出るなど、上々の滑り出し。
「ところが年明け早々から突然、バーゲンが始まり、色鮮やかなVネックベストなどは2990円から990円へ大幅値下げとなりました」
と語るのは、ユニクロユーザーの女性である。
これがなんと、高級ブランドのイメージをガタ落ちさせたとして、失笑を買っているのだ。ファッション誌ライターが苦笑する。
「当初からすぐに値下がりすると言われていましたが、予想以上に早かったですね。あの独特の色使いとセンスは、一般人には受け入れづらい。色合いや柄は似ていても、本国の高品質な商品と比べると明らかにチープに見えることからも、敬遠する人は多かった。もっとも、1万7900円するオーバーサイズダウンコートなどは、驚愕の1万円引きになっていますから、デザインをそこまで気にしない人にとってはお買い得でしょう」
「ユニクロ」の良さは、安価でほどほどの品質の商品を気軽に購入できることにある。そもそも、無理に高級ブランドとコラボする必要はないのかもしれない。
(ケン高田)