お正月に欠かせない食べ物はお雑煮だが、地域によって差があるのはよく知られている。お雑煮の特徴から出身地がわかることもあるぐらいだ。
そんなお雑煮を、高橋英樹が昼食として食べたと、1月26日のブログで明かした。正月用の餅が余ったのかどうかは定かではないが、タイトルは「昼は千葉風の雑煮です」。千葉県木更津市出身の高橋が、昔から食してきた「千葉風お雑煮」を公開したものと思われる。
ブログによれば、角餅が使われ、汁はしょうゆベースのようだ。そこにかつお節をたっぷりとかけ、さらに千葉で採れた川海苔を山盛りになるほどのせるのだという。フード誌記者によれば、
「これは農林水産省がウェブで公開している千葉の郷土料理『はば雑煮』とほぼ同じです。かつお節で出汁を取り、しょうゆで味付けした汁に餅を入れて、はばのりや青のり、かつお節をたっぷりかけて食べるとの説明がある。はばのりとは海藻を干したもので、年初に食べると、その年は『幅を利かせることができる』と言われているとか」
高橋ははばのりではなく川海苔を使っているのだが、
「以前に内房の漁師さんを取材した時に聞いたのですが、千葉は海苔の産地なので、普通の海苔をちぎって入れることもある。はばのりは房総半島南部が産地ですが、産地から離れた市原市や九十九里地域で雑煮に用いられているそうで、千葉県でも場所によって微妙にお雑煮の作り方や材料が違うようです。ちなみに高橋さんが使っている川海苔は、淡水の藻を使って作る海苔。水のきれいな渓流で一度に大量には採れない藻を使っているで、今はとても貴重な品ですよ」(前出・フード誌記者)
大スターにふさわしい一品ではないか。