21年シーズンオフ、日本ハムの監督就任時に「来季、優勝は目指しません」と口にした新庄剛志監督。しかし、22年9月28日の札幌ドームで行われた最終戦のセレモニーで来季の続投を宣言すると「来年、2位も6位も一緒です。日本一だけを目指して、ブレずに頑張っていきます」と就任2年目の決意を表明した。
ところが、だ。「予想は最下位だよ」と猛然とダメ出ししたのは、野球解説者の高木豊氏である。1月26日に自身のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で展開した持論はというと、
「(日本ハムは)どこに勝つの? ソフトバンクに勝てるか。優勝なんかいけるか。コンちゃん、持ってかれてるんだぞ。目を剥いて日本ハムには来るよ。牙抜かれてるんだから、日本ハムは。誰が新しい牙になるかっていうのを探してるわけだから」
近藤健介がFAでソフトバンクに移籍した件を持ち出した高木氏。なるほど近藤は日本ハムで12年間プレーし、最高出塁率2回、ベストナイン3回など、タイトルや表彰に幾度となく絡む主軸だった。
新庄監督のダイエット指令でスリムになった清宮幸太郎は昨年、キャリアハイの18本塁打を記録したが、高木氏は、
「高めのボールを捨て、得意のローボールヒッターに徹すれば、本塁打30本」
のお墨付きも。新庄監督は立ちはだかる障壁を破壊して有言実行、高木氏の予想が大外れとなれば、それはそれで大盛り上がりなのだが。
(所ひで/ユーチューブライター)