1月29日にすい臓ガンのため急死した、シーナ&ロケッツのギタリスト、鮎川誠さん。その葬儀を巡り、長女で画家の鮎川陽子氏が1月31日、ツイッターを更新。葬儀を予定していた寺から突然、ドタキャンを告げられて困惑しているというのだ。
陽子氏は、葬儀予定の2月4日まで3日しかない中で「ドタキャンされました」と打ち明けた。キャンセルした理由として「報道されすぎていて不安になった、というのが理由だそうです。そんなのって、ひどくないですか。ロック葬、お父さんのお葬式を立派にあげたいよ!」と憤慨している。
「ロック葬というのは、主にロックミュージシャンが亡くなった場合の、故人が生前に作った音楽を流しながら執り行う葬儀の形。鮎川さんの場合、やはりシーナ&ロケッツの代表曲を流しながら見送る形にしたいのでは。ところが、葬儀を行う予定だったお寺は都内の住宅地にあるため、報道陣やファンが押しかけると近隣住民に迷惑がかかる。そこで、寺側が葬儀をためらったのだと思われます」(音楽関係者)
とはいえ、悲しみに暮れる遺族にとって、式の3日前にキャンセルされるというのは心理的にも負担が大きい。陽子氏の憤りはもっともだ。
「ただ、お寺での葬儀となると、格式を重んじたものになることが常で、音楽をかけるなどの演出は難しいことが多い。ロック葬を希望するなら、最初から民営の葬儀場で行うという選択肢もあったのではと思います」(前出・音楽関係者)
なお、陽子氏はその後「葬儀会社の人が頑張って探してくれてて、会場はなんとかなりそう」とツイート。ロック葬は場所を変えて無事に行えそうだ。
(石見剣)