フリーアナウンサーの古舘伊知郎が1月30日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、夫の投資会社のトラブルで渦中にある国際政治学者・三浦瑠璃氏に言及した。
古舘は冒頭「皆さん今、右も左の方も三浦瑠麗さんを叩いてますよね」と語り始めると、
「三浦さんが語っている時に、なんとなく嫌な感じがしている、という思いがある人は、ここぞというばかりにダンナの件で叩きまくっている」
そして三浦氏と自民党の関係性について私見と断りを入れつつ、
「(三浦氏は)自民党を背景に祭り上げられたのかな。若くて美しくて聡明な女性。そういう人も自民党を支持してるんだよ、という代名詞、アイコンにさせられたのでは」
古舘氏よれば、今回の炎上には3つの側面があるという。まず、三浦氏の夫が民事で訴えられたのは19年だが、なぜ今になって表に出てきたのかについて、
「安倍晋三元首相が亡くなり、三浦さんを守る存在がなくなった今、検察が出てきたのでは」
さらに第2のポイントとして「三浦氏さんはダンナの事業について一切知り得ないと言うが、これはおかしい」と、三浦氏の過去の発言を引いて詳細に説明。「知らない」は信憑性がない、と一刀両断したのだ。
そして3つめが、古舘氏が最も言いたかったことで、
「高学歴な人間にありがちな、特権意識、万能感」
ズバリ、これが三浦氏に抱く「違和感」だったと結論づけたのである。政治ジャーナリストが言う。
「古舘さんの発言はいちいち腑に落ちた、という見方が多いですね。高学歴だったり、自民党から重宝されていることを背景に、時には旧統一教会への高額献金の被害者を切り捨て、時には番組で共演する田原総一朗氏に上から目線で対峙することへの嫌悪感とは、まさにこういうことなのでしょう」
コメンテーターとしての立場は、すでに崩壊してしまったのである。
(石見剣)