夫が太陽光発電の投資を巡って東京地検特捜部の家宅捜索を受けた国際政治学者・三浦瑠麗氏が2月6日、代表を務める「株式会社 山猫総合研究所」の公式サイトで、旧統一教会との関係について言及した。
瑠麗氏の夫・清志氏の投資会社「トライベイキャピタル」については、旧統一教会の顧問弁護士で現役信者の福本修也氏が代理人を務めていることが1月25日の「現代ビジネス」で報じられていたが、このほど瑠麗氏は清志氏に経緯を確認したという。
「5年前に取引先の業者にご紹介いただき、継続的に訴訟を担当していただいていたとのこと」と説明すると、訴訟については別の弁護士に担当を代わってもらったといい、「正直、報道を見て驚いています」としている。そして「私としましては、旧統一教会による霊感商法等の活動を一切容認するものではありません」とも。
だが、旧統一教会などの社会問題を取材するジャーナリストは、この弁明を一蹴する。
「福本弁護士は昨年9月に教団が開いた会見に同席し、その言動が大きな話題となりましたね。大々的に報じられているわけで、夫の家宅捜索後の報道で福本氏と統一教会の関係に気付いたかのような言いっぷりには、疑問しか残らない。しかも、よくよく文面を見ると『一切容認するものではない』としているのはあくまで霊感商法であって、旧統一教会自体ではない。教団に配慮したような、実に歯切れの悪い印象です。そもそも夫の会社については先頃、『まったく関与していない』とコメントしましたが、これも信用できません。瑠麗氏が昨年4月に出版した対談本で、自身との関係について『お互いの会社の株をほぼ半々で持ち合っているし、それは財産分与なんかより確実』と語っています」
1月23日以降はストップしていたツイッターを使い、URLを貼り付けてまで誘導した今回のコメントは、火に油を注ぐがごとく、さらに疑念を増幅させるものでしかなかったのである。