ロングヘアをバッサリと切り、ショートボブになった姿をインスタグラムで公開。元乃木坂46の、白石麻衣のことだ。芸能記者が評するには、
「大人っぽいふんわりとした長い髪がトレードマークだっただけに、非常に新鮮です。クールビューティーな美貌に若々しさとキュートさが加わり、より魅力が際立った気がしますね」
20年に配信で行われた卒業ライブでグループを卒業した白石も、気づけばすでに30歳。今回のイメチェンは、タレント、女優としてもうワンランク上のステージを目指したいという決意の表れだろう。芸能関係者が言う。
「YouTubeの登録者数は150万人近くで、ファンの支持が現在も厚いのは間違いない。ヒロインを演じたNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』が今年、配信スタートとなることが決まっており、仕事は順調に見えます。ただ、広く一般にまで名前と顔が知られているかというと、そこまでではないのでは。20年からの『アサヒスーパードライ』CMや、初のゴールデン帯レギュラー番組だった『ウラ撮れちゃいました』(テレビ朝日系)などチャンスはあったものの、CMはあまり話題にならず、番組も1年で終了とイマイチ波に乗りきれていない。ファンもモヤモヤが続いているのでは」
誤算だったのは、20年の卒業に合わせて発売した写真集「白石麻衣 乃木坂46卒業記念メモリアルマガジン」ではないだろうか。初速こそ好調ながら、その後は関連ニュースが聞かれなくなった。
「17年発売の『パスポート』は、累計発行部数50万部突破という大記録を作り、大きな話題になりましたが、60万部を超えた19年の田中みな実の『Sincerely yours…』にあっさり抜かれてしまった。白石としては、卒業記念企画で記録を再度塗り替え、田中から『美のカリスマ』のポジションも奪い取り、ソロタレントとしてのスタートダッシュを決めたかったところ。それが20万部にも及ばなかった。卒業のご祝儀でファンの強力な買い支えがあるだろうと周囲関係者も期待していたものの、そう簡単ではありませんでしたね」(前出・芸能記者)
イメチェンで改めてスタートを切った新生・白石が、どんな仕事やパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみに待とう。
(露口正義)