「プライベートでイライラすることがあったら楽しむのか、排除するのか」
田中みな実が自身のラジオ番組で、ゲストからそんな質問をされて答えたのは、
「(イライラを)排除していった結果、人間関係がなくなりました。ほぼプライベートで人付き合いないんですよ。どんな会にも属してないし、だからどこからも呼ばれない。楽です」
これに心理カウンセラーは、首をかしげるのだ。
「イライラを排除したから人間関係がなくなったわけではなく、人間関係を排除していった結果、イライラがなくなったんでしょうね。人のストレスの大半は人間関係なんです。コロナ禍を経験したことで、嫌な人とは付き合わない、という人が増えています。仕事ではそうもいかないことがありますが、一緒にいてイライラする人とはランチもしない、飲みにも行かない、最小限の会話で終わらせる。イラッとくる友達との付き合いはやめる。みな実さんの発言はそれですよ」
もともとサバサバした性格なのだろうが、田中といえば「あざとい」という表現がつきまとう。これについても、先の心理カウンセラーは、
「あざといには2種類あります。心が弱くて人の顔色をうかがうことで、いわゆるブリッ子になってしまい、それがあざといと思われるパターン。もうひとつは『演技あざとい』です」
田中の場合はやはり後者か──。