昨年12月に放送された第73作をもって最終回を迎えた、高橋英樹の「西村京太郎トラベルミステリー 十津川警部」(テレビ朝日系)シリーズ。もう十津川の名推理を見ることは叶わず、ファンも落ち着きを取り戻している…かに見えた。ところが、そんなファンをザワつかせる、異例の事態が起きているという。すでに終わったドラマを巡って、いったい何があったのか。
「BS朝日で、過去の作品が次々と再放送されているんです。2月27日には第35作と第41作、28日には第37作と第43作が放送。さらに3月1日には第39作が放送される予定です。こんなに立て続けに放送されたことはありません。しかも古い作品ばかり。第43作は5年ほど前に再放送されていますが、他はここ10年で放送されたことはないと思います。実は私も見たことがありません」(テレビ誌記者)
突然の旧作連続放送には何かあるはず──。ファンはそう考えて「深読み」する向きもあるという。前出のテレビ誌記者が解説する。
「主演を高橋から若い俳優に代えて、新たな十津川警部シリーズをスタートさせるのではないかというんです。その前に旧作を全て放送して、『高橋の十津川』にピリオドを打つ。そもそもこのドラマシリーズは1979年に三橋達也の主演でスタートし、2000年に高橋英樹に代わった前例があります。その後、十津川警部の相棒・亀井刑事も、愛川欽也から高田純次に変更された。新たな十津川警部が始まってもおかしくないと、ファンは考えています」
十津川警部ファンの推理は、はたして現実のものとなるか。