高橋英樹主演のドラマ「西村京太郎トラベルミステリー 十津川警部」(テレビ朝日系)にはなぜこうも、苦難が降りかかるのか。
12年、亀井刑事を演じていた愛川欽也が降板。17年には放送していた「土曜ワイド劇場」(テレビ朝日系)が終了した。そして今、コロナ禍によって20年7月に放送された第72弾を最後に、2年も新作が登場しないままだった。
ところが今年6月11日、高橋が自身のブログで、ドラマのロケが始まったことを報告。十津川シリーズ最新作とは明言していないが、高橋が漏らした情報から、同作であることは確実。ファンは大いに喜び、新作の登場に胸を撫で下ろしていた。
そんな十津川シリーズに、衝撃のニュースが高橋からもたらされた。高橋は6月15日のブログで「ありゃりゃりゃりゃ!思いがけずスタッフの健康トラブルで暫く撮影休みとなりました」と明かしたのである。
テレビ誌記者が解説する。
「十津川シリーズの撮影はほぼ休みなしで、約18日にわたって行われます。それが休止とは、よほどのことがあったということ。『スタッフの健康トラブル』なら、新型コロナウイルスの可能性が高い。状況にもよりますが、数日程度で再開されるので、問題はないと思われますが…」
今年5月には、テレビ東京のドラマスタッフ13人が新型コロナウイルスに感染したことが発表され、撮影を休止したことも明らかになった。局サイドはドラマ名を明かさなかったため、そのドラマが放送されたのかどうかはわからない。十津川警部シリーズも場合によっては、撮影は再開されず、お蔵入りになる可能性もあるのだが…。
「十津川警部シリーズはテレビ朝日の2時間サスペンスドラマの看板作品なので、そう簡単に撮影を中止することはないはず。高橋も自身の代表作として、このドラマを大切にしています。撮影のスケジュールを変更してでも、完成させることでしょう。ファンは心配しなくてもいい。いや、そう願いたいですね」(前出・テレビ誌記者)
ファンは高橋のブログから目が離せなくなりそうだ。