プロフィギュアスケーター・羽生結弦が2月に東京ドームで開催したアイスショー「GIFT」が、動画配信サービス「ディズニープラスチャンネル」で配信中だ。
オーケストラやバンドの演奏、プロジェクションマッピングなどの効果的な演出とともに、出演するのは羽生本人だけ。中央に設置されたアイスリンクの中で12のプログラムを、演出を織り交ぜてワンマンで行うおよそ3時間の構成は、全て羽生の製作総指揮によるもの。
そもそも東京ドームでアイスショーが行われたのは、史上初のことだという。メディアでもその全てが絶賛されているが、スケート関係者は気になる指摘をするのだ。
「彼の人気の高さは日本だけでなく、海外でも周知の事実です。ケタ違いの才能、ケタ違いの実績を残した選手なので、何をやっても成功するでしょう。ただ、すごく不思議な世界観でした。幻想的であり、現実なのか夢なのか…。実際にリアルで見た人は、自分がどこにいるかもわからなくなったといいます。エンタメを超えちゃっているので、わからない人にはついていけない部分もありますね。怖いのは『ついていけない人は退場』と言われてしまいそうなことでしょうか。いや、羽生こそ人間以上の存在のような…」
羽生はどこまで上り詰めていくのだろうか。