ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で準々決勝に臨む侍ジャパン。1次ラウンドは4戦連続で快勝したが、絶好調の要因は何か。栗山茂樹監督の指揮か、ラーズ・ヌートバーか、大谷翔平か、あるいは吉田正尚か…。
「いや、それはダルビッシュ有にあり」と評した人物がいる。ABCテレビのYouTubeチャンネル〈虎バン阪神タイガース応援チャンネルABCテレビ公式〉に出演した、ミスタータイガースこと掛布雅之氏だ。
「(国内組と)メジャー組との溝みたいなものがなく、チームが1つになれた」
そう語った掛布氏は、ヌートバーが攻守にわたって大活躍した理由について、
「ダルビッシュ投手が日本のキャンプの初日から合流して、メジャーから来る選手の間に入るような空気感っていうのを作ってたでしょう。いきなりこれがね、ダルビッシュ、大谷、吉田、ヌートバーがドーンって来たら、すごいギクシャクしたと思うよ」
ヌートバーが侍ジャパンに、さらには日本のファンに受け入れられる空気を演出したのがダルビッシュだったというのだ。
「侍ジャパンの躍進はヌートバーの活躍抜きには語れませんが、そのヌートバーが存分に動ける環境を作ったダルビッシュこそが真の立役者だと掛布氏は分析したのです」(球界関係者)
ダルビッシュはキャンプ参加時、「正直言って、キャリアは関係ない。プロである以上、ずっと成長する姿勢を崩してはいけないと思う。米国生活が長いので、年功序列とかは全く考えていない」とも口にしていた。
大谷やヌートバーばかりがもてはやされるが、ダルビッシュの今後の活躍も注視したい。
(所ひで/ユーチューブライター)