スポーツ

里崎智也がバラしたWBCバッテリーの舞台裏「大谷翔平はサイン通りに投げない」の真相

 いよいよイタリア戦を迎える日本代表。2006年WBC世界一メンバーの里崎智也氏が3月15日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演し、外野で言いたい放題のファンに向かって吠えた。

「ネットでは(大谷翔平の球を受ける)甲斐のキャッチングが悪いと言われていますが、いきなり初見で大谷投手の球を受けたんですからね」

 今大会で大谷の球を受ける甲斐拓也をかばったのである。その上で、

「大谷のスライダーは横、縦、ホップするスライダーの3種類があり、そのスライドも大小調整できる。サインを出す方も大変なので、捕手は横や縦といった大まかな指示は出すが、それ以外の緩急を決めるのは大谷投手本人。それに捕手がサインを出しても、投手はその通り投げませんからね」

 これはサインを出してもコントロールや変化の度合いなどがその通りにいかない、という意味なのか、あるいは意図的にサイン通りには投げないことがある、という意味なのか。

 ともかく、知られざるバッテリーのやり取りを明かしたのである。同番組の計測によれば、中国戦での大谷のスライダーの変化幅は39.1センチ。最速158キロ、上下左右を変幻自在に約40センチ幅に振れる、どこに曲がるかわからない大谷の魔球を捕る後輩を思いやった。

 1次リーグでは投手陣の好投もあり、甲斐の武器である強肩攻守「甲斐キャノン」の見せ場はさほどなかった。

 イタリア代表監督はドジャース時代の野茂英雄氏の同僚で、2016年にMLB殿堂入りしたマイク・ピアッツァ。強肩強打でMLB史上最高の捕手と評されるピアッツァの前で「甲斐キャノン」は炸裂するか。

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