日本中が盛り上がるWBCの歓喜の陰で、お笑いコンビ・ニューヨークの嶋佐和也の水を差す発言が、猛攻撃を食らっていた。
嶋佐は3月14日に行われた海外ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴンシーズン1」のブルーレイ&DVD発売記念イベントに登壇。記者から「野球嫌いの嶋佐さん、いかがでしょう」とWBCについて振られると、相方の屋敷裕政が「早く負けてほしい、って言ってたよな」と暴露。慌てた嶋佐は、
「(応援している選手は)別にいないです。面白くないんだよな、試合が。サッカーは好きなんですよ。ワールドカップは見てたし」
などと開き直ったのだ。
そんな嶋佐に非難の声が上がり、瞬く間に炎上したわけだが、一方で「これこそ野球ハラスメント」とする嶋佐への同情も広がっている。スポーツライターが語る。
「メディアは連日のように侍ジャパンの活躍を伝えており、日本中がWBCに沸いているかのように見えますが『全く興味ない』という人も少なくありません。テレビのある居酒屋などでは、中継で日本が得点した際に周囲が大騒ぎする中、冷静な客には冷ややかな視線が向けられる。居心地の悪さに店を出るシーンも見かけられました。もっとも、サッカーW杯カタールの時には逆に野球ファンが肩身の狭い思いをしており、世界的なスポーツ大会やイベントでは必ず起きる現象といっていいでしょうね」
メッタ打ちされた嶋佐を「よく言ってくれた!」と応援している人は、思いのほか多そうだ。
(ケン高田)