矢田亜希子が元夫・押尾学の事件以降、初となる恋愛ドラマのヒロインを演じている。
矢田が出演するのは、眞島秀和主演の深夜ドラマ「しょうもない僕らの恋愛論」(日本テレビ系)だ。漫画誌「ビッグコミック」で連載されていた原秀則の同名漫画が原作で、主人公に20年近く想いを寄せるヒロイン役だ。芸能記者が振り返る。
「矢田が結婚、出産後に仕事復帰した矢先の2009年8月、押尾が六本木ヒルズのマンションで合成薬物MDMAを使用し、その場にいた女性が死亡。押尾は逮捕されました。矢田は事件直後に離婚、さらに押尾がファンだというロックバンド『オアシス』のボーカル、リアム・ギャラガーから名付けられた長男のキラキラネームも改名し、子供を守り抜きました」
以降、矢田には浮いた噂もなかったと、テレビ関係者が言う。
「清純派女優で売り出していた矢田が、素行不良の押尾と結婚。おまけに子供にキラキラネームをつけた『イタい女優』としてイメージダウンしたところに追い打ちをかけたのが、衝撃的なあの死亡事件でした。矢田と子供に罪はないとはいえ、それまでのお嬢様役や知的な役では起用しづらくなった。ドラマのゲスト枠で女優業を続けながら、バラエティー番組を中心に活躍するなど、仕事を選ばずに一人息子を育ててきました。長男に『父親はいらない』と言われたため、再婚する意思もないと聞きます」
その長男は今年、高校生になるという。
「矢田は今月15日、水曜レギュラー出演するワイドショー『ラヴィット!』(TBS系)を、長男の中学卒業式に出席するため欠席。卒業式に臨んだ黒いスーツ姿を、自身のSNSで公開しました。芸能人の子供が多く通う学校ながら、保護者の中でも矢田の美貌はズバ抜けて目立っていたといいます。恋愛ドラマのヒロインに起用されたのも納得ですね。事件から14年が経ち、やっと矢田は押尾の呪縛から解放されたのでしょう」(前出・芸能記者)
片思いを伝えられず悶々と悩む平凡な女性役も味があるが、これからは妖艶な女役など、女優の幅を広げてほしい。