3月20日、ファッションモデルの道端ジェシカが合成薬物MDMAを所持したとして、警視庁に逮捕されていたことが分かった。同容疑者は知人男性とともに滞在していた東京都内のホテルで、MDMAを所持した疑いが持たれている。
久々の大物芸能人の薬物逮捕劇となったが、注目を浴びているのが、ジェシカ容疑者が最後に投稿したインスタグラムだ。
「数年前から始めた#カンボ蛙 治療。南米のアマゾンに生息するカエルの毒を体に入れることによって強烈なデトックス反応を起こすカンボ治療。毒と言えども、人間にとっては素晴らしいメディスン。このメディスンが体のあらゆる部分をスキャニングし、ヒーリングが必要な所を探してくれます。それは肉体だけでなく、エネルギーフィールドやオーラ、チャクラのブロックまでもクリアにしてくれる素晴らしい味方です。」
オーラやチャクラなどといった言葉が出てくるが、なにやらスピリチュアルな世界にハマッていた様子が伺えるのだ。
MDMAとスピリチュアルな思考との関係はあるのか。かつてMDMAに溺れて逮捕されたことがある男性によると、
「MDMAは20年ほど前から、トランス系ミュージックの野外パーティーに行く若者を中心に広まりました。当時、流行っていたゴアトランスミュージックは、ドイツで誕生したトランスをインドのゴアでアレンジしたものです。インドのヒンドゥー教徒では、人が亡くなると遺骨をガンジス川に流せば罪が洗い流され、悟りの境地に達すると考えられています。MDMAをきっかけにゴアトランスやサイケデリックトランスミュージックを聴くようになり、スピリチュアルな世界に没頭する人は多いと思います」
MDMAを使用すると高揚感や多幸感、幻覚などをもたらす作用があるため、悟りを開いた気分になれる、ともこの男性は語る。
かつてジェシカ容疑者はテレビ番組で「UFOと交信している」などと話していたが、彼女が信じた「エネルギーフィールド」や「オーラ」も含め、MDMAによる幻覚だったのだろうか。