元F1レーサー、ジェンソン・バトンの元妻としても知られる道端モデル3姉妹の次女、道端ジェシカが、滞在先の六本木のホテルで俗称「エクスタシー」、MDMAを所持していた疑いで警視庁に逮捕された。未婚の母となって以降、毒ガエル治療やハーブ療法に傾倒するなど「奇行」が目立っていたジェシカ。ファッション誌デスクが話す。
「彼女を一躍、有名にしたのは肌着メーカー『ビーチジョン』のモデルでした。ピーチジョンといえば、2009年に押尾学がMDMAを使用し、一緒にいた女性が死亡しましたが、その事件現場が当時のピーチジョン社長名義の高級マンション。皮肉な『偶然の一致』ですね」
その後、女性誌モデルになったジェシカとカレン、アンジェリカの3姉妹は、出ていない女性誌はないと言われるほどに活躍。2014年10月にはF1レーサーのジェンソン・バトンと婚約中だったジェシカが、カレンとともに鈴鹿サーキットに駆けつけ、バトンの日本グランプリ優勝を祝った。ファッション誌デスクが続ける。
「ところが、1年足らずでバトンと離婚。その後、2017年に長女を出産後はSDGsやフェミニズムなどを扱った、怪しげなネットマガジンや会報誌に登場するようになったのです。さらにSNSでファンに紹介していたのが『カンボ治療』でした」
カンボ治療は南米の民間治療で、自分の体を故意に傷つけた傷口や粘膜に、南米原産のフタイロネコメガエルが分泌するアルカドイド系の神経毒を塗り込む。ジェシカ自身がカンボ治療後にカエル毒で悶絶、嘔吐する写真がSNSにアップされており、次のように書いている。
「南米のアマゾンに生息するカエルの毒を体に入れることによって強烈なデトックス反応を起こすカンボ治療(略)毒と言えども、人間にとっては素晴らしいメディスン。このメディスンが体のあらゆる部分をスキャニングし、ヒーリングが必要な所を探してくれます。それは肉体だけでなく、エネルギーフィールドやオーラ、チャクラのブロックまでもクリアにしてくれる素晴らしい味方です」
全国紙社会部記者が付け加える。
「ジェシカと一緒に逮捕された外国籍の男性が、事実婚の相手であるケン・カオ氏だとすれば、ややこしい。カオ氏の父親は国際的GPS機器メーカー『ガーミン』の共同創業者であるミン・カオ氏。台湾系米国人技術者で、1991年の湾岸戦争ではガーミン製GPS装置が戦況を左右したとされ、米軍航空機やNASAとGPS製品の共同開発までしています。米国軍需産業の一角に上り詰めたカオ一族が逮捕されたとなると、米国IT業界も巻き込んだスキャンダルになる。あるいは別の男性であれば、ジェシカはプライベートビーチとプール付きのハワイの豪邸も、世界の長者番付に載るカオ一族という金ヅルも失うことになります」
何不自由ない暮らしをしていたはずのジェシカの心の闇は、解明されるのか。