阪神、ロッテで通算2099安打をマークした鳥谷敬氏が3月19日、ヤクルトVS阪神のCS放送解説のため、神宮球場を訪れた。
一昨年に現役を退くと、当初は家族サービス優先の生活を送ると思われたが、関西、東京のテレビ局からプロ野球中継の出演要請が相次いだ。
「全国区のイケメン選手として、今も絶大な人気を誇ります。早大卒で東京六大学野球にも精通しており、解説者としての需要は高い。今後は指導者、監督としても期待されていますね。2月には大阪マラソンにランナーとして参加するなど、目標を定めたらとことんやる性格は相変わらずです」(球界OB)
現役中はあえて口数を減らして「孤独キャラ」を演出していたといわれ、熱狂的なファンやマスコミをうまくかわすことに成功していた。だが、ユニフォームを脱ぐと、そうもいかないようだ。
「この日もフジテレビ関係者にまめに挨拶していました。メディア出演は元々苦手でしたが、高校時代の野球部のマネージャーだった1歳上の妻の『仕事があるうちに、いろんなことをやりなさい』という助言を忠実に守っているようです」(前出・球界OB)
阪神時代は当時の球団幹部とケンカ別れしたと囁かれもしたが、
「今は世渡りの術を必死に学ぼうとしている」(前出・球界OB)
名選手といえども、引退後はやはり、それなりの処世術が必要なようだ。