逮捕から5年、最近は徐々に芸能活動を活発化させつつある酒井法子(43)だが、復帰の道は想定以上のいばらの道となっている。
「過去、薬物事件を起こして復帰した芸能人は何人もいますが、酒井は時間がかかり過ぎている。苦戦の理由には、事件の衝撃度もありますが、何かと言えばコンプライアンスが優先されるようになった社会の変化も大きい」(週刊誌記者)
確かにこれが70年代や80年代であれば、是非はともかく、もっと早くほとぼりが冷めたものだが……。
「3月に出演したイベントでは、MCの合間に女性客が『まだシャブやってんでしょ!』『あぶり最高!』などと暴言で挑発した一幕もありました。酒井は無視していましたが、心中穏やかではなかったはず」(前出・週刊誌記者)
そして、ここに来てさらに復帰を困難にさせたのが、ASKA被告の覚せい剤事件だという。
「少しずつ薄れつつあった酒井の事件の記憶が、ASKAのせいで連鎖的に、まざまざと思い起こされてしまったんです。こういう状況下では、どこも酒井を使いにくい」(芸能関係者)
「あなたが泣くことはない」というASKA被告の曲があるが、すでに罪を償い、新たな一歩を踏み出そうとしている酒井にとって、過酷なまでに不運が重なっているようだ。