4月4日放送の情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)が「魔の2歳児予測不能な行動」を特集し、視聴者の間で侃々諤々の論争が巻き起こった。
番組ではまず、2歳を過ぎると多くの子供が「自分でやる」と主張するようになることから「魔の2歳児」、あるいは「イヤイヤ期」と呼ばれているとした。
家庭内で起こる事例として、炊飯器の蒸気によるヤケド、ブラインドの紐が首に絡まる、気を取られてベランダから転落する、などのケースを紹介。予測不能な行動が死亡事故につながることがあるとし、親や社会がどう子供を守るか、問題提起した。子育て問題ジャーナリストが語る。
「番組を見た視聴者から『目を離す親が悪い』という感想が多数寄せられており、むしろ『魔なのは親』という指摘まで出ています。事実、親がスマホに夢中になるあまり、子供をほったらかしにするケースは、あちこちで見受けられます。ただ、実際に2歳児を持つ親からは『そうはいっても…』と、家事の多忙さなどを理由にした反論が上がっている。この年ぐらいの子供は、急に駆け出して秒で姿を消すことが決して珍しくなく、どんなに親が目を配っていても100%制御できるとは限りませんからね」
対処法として「ハーネス」を利用する親もいるが、これはこれで「子供はペットじゃない」との反発が。
放送後、ツイッターでは一時「魔の2歳児」がトレンド入りしたが、それほど解決しきれない問題ということだ。
(ケン高田)