フジテレビの朝のワイドショー番組「めざまし8」の視聴率がジリジリと低下している。同時間帯1位の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)にダブルスコアをつけられる日も出てきた。2021年3月に番組がスタートした頃は5%台を叩き出していた視聴率は3%台となり、2%前半に落ち込む日もある。そのワケについて、制作会社スタッフは、
「出演者の質の低さにある」
とした上で、厳しい指摘をする。
「MCの谷原章介の勉強不足、知識不足、庶民感覚のズレから失言を繰り返し、それが大バッシングを呼んで、視聴者離れを招いています。女性MCの小室瑛莉子アナ、トラウデン直美、岸本理沙アナもフォローできず、グダグダな進行になってしまっていることも要因ですね。以前ならばこの時間帯はエース級の女子アナを起用する枠なのですが、人材不足ということもあるのでしょう」
谷原は観光バスが横転した事故を中継したレポーターに「ブルーシートに包まれて運ばれたものは何?」と聞いたり「軽自動車を買わざるをえないくらい、庶民のお財布は締まっている」「ユニクロみたいな安い服」と発言するなど、視聴者の感情を逆なでするトンチンカンぶりを連発している。先の制作会社スタッフも、
「小倉智昭の『とくダネ!』時代から出演者が代わっただけで、番組構成を受け継いでいます。谷原のトンチンカンで他人事のような発言に、小倉時代から長年見てきたコア視聴者層が離れている。モデルと俳優で活躍してきた谷原は、期待された主婦層の取り込みもできていません。情報番組のMCは畑違いすぎます。もっと経験のある知識人を据えた方がいいでしょう」
視聴者離れが止まらなければ、MC交代となりそうだ。