「確かにある程度のアンチがいることは分かっていました。『環境チンピラ』なんていう心無い声も出ていましたからね。ただ、番組ではそこまで拒絶される反応はなかっただけに、戸惑っていますよ」
こうフジテレビ関係者が首を傾げるのは、タレントでモデルのトラウデン直美に対してだ。
トラウデンは朝の情報番組「めざまし8」で曜日コメンテーターを担当しているが、司会の永島優美アナの卒業により、4月から金曜日MCに抜擢された。谷原章介と新加入の岸本理沙アナとともに進行を務めることになる。
ところがこれが報じられるや、怒号が飛んだのである。芸能ライターが語る。
「環境問題に関心を持ち、多くの関連イベントに参加するトラウデンが20年、政府の会合に出席した際に『店員に、この商品は環境に配慮した商品ですか、とひと言聞くだけで、店側の意識にもつながる』などと発言したことで『面倒な客』『店員に面倒をかけるだけ』という批判が続出しました。これを機に、彼女が環境問題を口にすると過剰な反応が起こるようになったのですが、会合の発言はそこまでバッシングを受けるような内容でもない。慶応大学出身で美女という文句のつけどころのない彼女へのやっかみが『上から目線』と捉えられがちな状況を作っているのかもしれません」
ただ、冒頭のフジ関係者がここまでの反発を予想していなかったことについては理由もあるようで、
「特に『めざまし8』は谷原のズレた発言が注目されがちで、これまではコメンテーターという立場のトラウデンには、視聴者の批判の矛先が向きにくかったのでしょう」(放送担当記者)
4月からはそうもいかない立場になる。トラウデンの心が折れてしまわないか──。