芸能

ココリコ遠藤「アホな生き方」を体現した「ゲスの極み」騒動/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史

 ココリコの遠藤章造が、幼少期から現在までを振り返り、生まれながらのアホだったと綴るエッセイ本「吾輩はアホである」(ヨシモトブックス)を4月下旬に発売する。

 出版に際し、遠藤は「あまり過去を振り返らないタイプの僕が、こうした回顧録のようなものを世に出すのは非常にお恥ずかしい限り」とするも「こんなアホな生き方をしてもそれなりにやっていけるんだなと、少しでも肩の力を抜くきっかけになれば嬉しいです」 とコメントしている。

 遠藤は15年12月に、関根勤のマネジャーだった女性と再婚したが、前妻が千秋だったことは、よく知られる話。そんな2人が2年間の交際を経て行ったのが、02年7月11日の電撃入籍記者会見だった。

 突然の入籍について、千秋はまず、

「(プロポーズの言葉は)これがっていうのはなかったけど、私がおばあさんになって、シワがどんどん増えていくでしょ。それを見ていたい、おばあちゃんになった顔が楽しみだって。それを聞いて、いい人だなぁと」

「手料理は?」の質問に「今まで食べたのは、ジャムトーストとバタートースト」とボケる遠藤に「もう、いつも人のネタで笑いを取るんだから」とツッコミを入れる千秋。

 かねてから「好きなタイプはドラえもん」と公言していた彼女によれば「遠藤君の魅力は眉毛の角度」だそうだが「こういう時、オメデタっていった方が面白い?」と言う千秋に、遠藤が「ダメダメ!」とボケるなど、夫婦漫才さながらに息の合ったところを見せてくれたのだった。

 しかし、千秋が翌月に出産を控えるという03年4月、写真誌に「遠藤と札幌美女の一夜」が大きく報じられる。子供が生まれてからも「女グセ」は収まらなかったようで、結局、結婚から5年を経た07年12月28日、2人は離婚。翌29日にマスコミ各社に向けて〈子供の事やお互いの仕事の事、二人で話し合いを重ねた上で出した結論です〉との事務的なFAXを送り、結婚生活にピリオドが打たれたのである。

 時を経た2016年、「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演した遠藤は、千秋との離婚原因を「色々ありましたから」と言葉を濁すも、上沼から「色々ありました、じゃなくて、ひとつで結構です」と迫られると、自身の女遊びが原因だと認めた上で、

「本当にもう、ゲスの極みだったんです。本当に調子に乗ってました。あの時はゲスでした」

 そう言って反省することしきり。

「娘も大きいですし、嫁ももう…次やったらホンマもう…」

 二度と過ちを起こさないと、番組の中で誓っていた。

 当時のゲスっぷりについて、具体的なことは明らかになっていないが、妊娠中の不貞で許しを請い一時修復するも再び発覚では、さすがに離婚を避けることはできなかったようである。

(山川敦司)

1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。

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