WBC後遺症──。そんな心配が杞憂に終わりそうなのは、ヤクルトの村上宗隆(23)だ。広島との開幕戦でもいきなり先制2ランを放った。しかし、「WBCで鼻っ柱をへし折られるべきだった」と話すのはスポーツ紙デスクだ。
「自チームに帰って、不遜な取材対応が復活してしまいました。WBC期間中は、チームメイトの山川穂高(31)や岡本和真(26)が饒舌にこなしていたのを見て、年下の村上も従うしかなかったのでしょう。何度同じことを聞かれても、真摯に答えていましたよ。それが今、番記者に対して『何すか?』と見るからに面倒くさそうな態度を取る。開幕前々日に囲み取材を実施したことを理由に、前日の囲み取材にもNGを入れました。チームの顔となる選手のメディア対応ですから、球団が言うことを聞かせるべきですよ」
実は、村上は“塩対応”を徹底しているようで‥‥。
「チームメイトも呆れています。WBCの1次ラウンドで不振に陥った時に青木宣親(41)が『ムネ、大丈夫か?』というLINEを送ったそうですが、ロクに返事を返さなかったようです。昨季のリーグ優勝が56本塁打を放った村上のおかげなのは誰にも否定できないだけに、高津臣吾監督(54)やコーチを含め、チームスタッフは機嫌を損ねないよう何も注意できないといいます」(スポーツ紙デスク)
まさしく、昨年の流行語大賞「村神様」の称号に相応しい我がもの顔ぶりなのだ。
そんな神様も、不動産投資には夢中になっているようで、
「昨季、本塁打記録更新と史上最年少での三冠王獲得を称えて『オープンハウス』から“3億円の家”を贈呈されました。ところが村上本人の希望で“3億円分のマンション”に変更。さすがに都内でも3億円の物件は数が限られているため、複数の部屋に分けて購入したそうです。自分は住まずにほとんどが投資用ですが、1部屋だけは両親が上京した時にホテル替わりにするために選んだんだとか」(民放局ディレクター)
片や、財テクに熱心な村神様を差し置いて、女難の相がチラつく選手がいる。
「田口麗斗(27)がドラ1新人の吉村貢司郎(25)を連れ回しているんです。常に“ニコイチ”で行動し、オッサン記者にはぶっきらぼうな態度なのに、若い女性記者には笑顔でペラペラ何でも喋る。神宮球場の外周でも女性にのみサインを書くことが目立ちます。あまりにも露骨なのでスタッフも注意していますが、まったく直る気配がないんですよ」(民放局ディレクター)
同様の心配事は他のチームにも飛び火しているようで、
「阪神の中野拓夢(26)ですよ。実はSNSの“DMナンパ師”として有名で、その甘いルックスでたくさんの女性を骨抜きにしてきたというのです。WBC日本代表メンバーに選ばれたことで、その名前は関西圏から全国区に広がった。あくまで噂だと思いますが、女性トラブルに発展しないか心配する声が絶えません」(スポーツ紙デスク)
むしろ、誰かに捕まえてほしいのは中日のロドリゲス(26)だろう。WBCにキューバ代表として出場後、姿をくらませている。
「米国に亡命した説が濃厚です。もともと中日との契約交渉で、自身に対する評価としての金額面に難色を示していた。昨オフに日本ハムに移籍したA・マルティネス(26)も、金銭面で折り合いがつかずに放出していますからね。今大会のキューバ代表メンバーは、亡命した選手までもがごちゃ混ぜで構成されていた。『メジャーのほうが稼げる』とそそのかされたんでしょうね。実際に米国メディアでロドリゲスは、5年総額5000万ドル(約66億円)規模の契約が見込まれていると報じられている。中日のシブ賃体質が嫌になったのかもしれません」(球界OB)
昨季の最優秀中継ぎ投手の出奔騒動。そのケツを拭かせられる立浪和義監督(53)が気の毒になってくる。
最後は、日に焼けた顔が眩しい広島の新井貴浩監督(46)。その性根の優しさが周囲に危惧されていた。
「選手の練習に“伴走”するタイプの監督です。1、2軍関係なく全選手に目を配ろうと努力していますが、コーチ経験もない新人監督です。キャパシティーを超えてパンクしてしまわないかとOB連中が心配している。また、ベテランの菊池涼介(33)と田中広輔(33)は選手時代末期にリーグ3連覇を果たした同志。2人の存在を“聖域化”しないかどうか不安視する声も絶えません」(スポーツ紙デスク)
壁に耳あり障子に目あり。23年ペナントもオフレコ話に事欠かないようだ。